自動滴定装置COM-2500

上村工業株式会社様

みなさんがお使いのパソコンに入っているハードディスク。
製造過程で無電解ニッケルめっきという表面処理技術が使われています。

『メッキ用薬品・機械でシェア2割誇る業界首位』(会社四季報)の上村工業株式会社様は、1996年に「無電解めっきによるハードディスク下地層形成技術の開発」で科学技術庁長官賞を受賞しておられます。

今回、大阪の枚方市にあります枚方化成品工場にお邪魔してまいりました。


【枚方化成品工場】

COM-2500WSC12という自動サイクラ付の自動滴定装置を特注で改良したシステムを、無電解ニッケルめっきの還元剤として使用される製品(メッキ用薬品)中の次亜りん酸ナトリウムの濃度管理用に使用されています。

品質管理グループの山田様にいろいろお話をお伺いしましたが、お忙しい中とても丁寧に対応していただきました。


【ご担当の山田様】

導入のご検討にあたって、
何から弊社の製品をお知りになったのですか?

以前(2002年)からCOM-1500という平沼産業さんの滴定装置を別の測定で使っていまして、信頼性が高かったので、今回も平沼産業さんにお願いしました。


【平沼自動滴定装置 COM-1500】

今まで次亜りん酸ナトリウムはどのように測定されていたのですか?

手分析でした。1検体測定するのに大体90分かかっていました。

えっ?・・・ 90分も、ですか???

そうなんです。熟成のための放置時間が必要なんです。しかも45分は付きっきりの作業ですし。再検査になるとさらにまた90分かかって。

それは本当に大変ですね。

それがこの装置を導入してから1検体35分〜40分になりました。

だいぶ時間短縮になりましたね。

それだけではないんです。手分析ではどうしても個人誤差が出てしまいますよね。
ビュレットの1、2滴の差で数値が変わってしまいますから。
その点も苦労していたのですが、今は非常に再現性がいいんです。

では相当お役に立っているわけですね。

非常に重宝しています。便利すぎてもう手分析には戻れないです(笑)。


【改良した自動サイクラ】

品質管理は、とても重要と伺っています。

メッキ用薬品は1000L〜5000Lという単位で作られます。最終検査できちっと数値がでなければ充填指示絶対出しませんから。

製品購入にあたっては、COM-1600(スタンドアローンタイプ)も
選定候補にあがっていたようですが、COM-2500(パソコンタイプ)に決められた理由は?

新社屋は測定室と事務室が離れているので、結果を共有して管理するのにPC制御とLAN接続が必要だったんです。
COM-1600もスマートメディアとソフト(滴定みえみえ)でPC管理できますが、より使い勝手がいい方を選びました。
実際に使ってみてやはりLAN上のPCから結果が見られるのは便利ですね。

では、まさにニーズとCOM-2500の仕様が合致したわけですね!

その通りです(笑)


【PC周辺もすっきりと整頓】

次亜りん酸ナトリウムはめっきの現場でも測定する必要はあるのですか?

そうです、したがって当社には「営業技術」を東京、大阪、名古屋、米国(ウエムラ・インターナショナルコーポレーション)、シンガポール(ウエムラ・インターナショナル・シンガポール)、マレーシア(ウエムラ・マレーシア)、台湾(台湾上村科技股イ分有限公司)、中国(上村化学(上海)有限公司、 上村旭光化工机械(深セン)有限公司)に設け、お客様の製造ラインが最適の状態を保てるようフォローアップを行っています。
そういうところにこのCOM-2500のシステムがあったらとても便利です。


【弊社営業と一緒に】

貴重なお話ありがとうございました。これからも末永くご愛顧のほどお願いいたします。
上村工業株式会社様ホームページ  http://www.uyemura.co.jp/
(2007年取材)
※COM-2500の後継機種は現在COM-1750となっています。

各種めっき液の濃度管理にも自動滴定装置は大活躍!ぜひご検討ください。