自動滴定装置COM-2000

株式会社フタバ様

主に業務用のだしパック・削り節・つゆを製造販売されています株式会社フタバ様。

“「ダシ」を科学する。”を標榜していらっしゃる通り、商品開発から品質管理まで、科学的なデータの裏付けを徹底しておられます。


【たくさんある商品の中から
 一部を並べていただきました。】

株式会社フタバ様では、2004年より中央研究所に自動滴定装置COM-2000をご導入いただき、塩分測定用としてご使用いただいております。

上越新幹線 燕三条駅から車で15分ほどの所に中央研究所があります。
玄関に入るとすぐ、かつお節のいい香りが漂ってきました。


【中央研究所の外観】

さらに車で10分ほどの場所に本社工場があります。


【本社工場の外観】

今回、中央研究所 分析チームの今井様に研究所内をご案内いただき、COM-2000が設置されている一般分析室で、いろいろお話を伺いました。


【今井様に操作していただきました】

2004年にご導入いただいてから3年ほど経ちますが、使い勝手などいかがですか?

非常に便利で助かっています。それまでは手分析で行っていたのですが、やはり個人誤差が出てしまいますので大変でした。
現在、複数の測定者で作業していますが、人による誤差が出ませんので、精度がよくなり管理も楽になりました。

手分析ですと、色の変化を見ますので、指示薬が必要だったと思うのですが。

そうですね。モール法による硝酸銀滴定ですので、クロム酸カリウム溶液を指示薬として使用していました。
自動滴定装置は指示薬が要らないので、廃液の処理にかかる費用が4分の1くらいになりましたよ。

測定時間はどのくらいですか?

つゆ商品のチェックでしたら1分もかからないですね。あらかじめ、ある程度濃度がわかっているので、 試薬の連続滴加機能(CP機能)を使っています。
次のサンプリングをしている間に測定が終わりますから、非常に効率がいいです。
すぐに結果がプリントアウトされてその場でチェックできるのもいいですね。商品開発チームのビーカーワークには最適です!

ありがとうございます。手分析から自動滴定装置へ切り替えた場合のメリットを
全ておっしゃっていただいたような気がします。(笑)

まだまだ便利な点はあるんですよ(笑)。リアルタイムで滴定曲線が目で見て確認できますし、曲線ごとの記録も残りますよね。もちろん自動で。あと実際に使ってみてからわかったことですが、 試薬のファクター転送機能は便利ですね。ルーチンでは分析項目ごとにファイルをわけて 印字書式や電極感度を設定していますので、全部入力し直すとなると大変ですから。


【だし、しょうゆ、つゆ・・・など
 分析ごとにファイルを設定】

参りました(笑)。逆に、手分析から移行するときに問題になった点などありますか?

特になかったですね。今まで手分析で蓄積してきたデータとの相関は取れましたから。

よかったです。ところで、他の製品の導入はお考えになりましたか?

最初はハンディタイプの塩分計も考えました。測定は早いのですが、滴定装置の方が、小数点以下の誤差がないことや、ダシのような低塩分のものから、つゆとかしょうゆのような高塩分のものまで1台で広い測定範囲に対応可能であることなどで決めました。

滴定装置をとても使いこなしていらっしゃる今井様。
さらにもっとこうした方が使いやすくなるという貴重なご意見などもいただき、
メーカーとしてありがたい限りです。今後の抱負などありましたらぜひ。

品質管理面では、信頼性のある商品データをこれからも蓄積していきます。
商品開発においては、迅速な結果が出せるというメリットをより活かして
開発力につなげていきたいと思います。

当日は新幹線が止まるほど風雪強かったのですが、とても暖かいおもてなしをしていただき、心温まる気持ちになりながら帰途につきました。 ありがとうございました。

これからも末永くご愛顧のほどお願いいたします。
(2008年1月取材)


株式会社フタバ様ホームページ  http://www.futaba-com.co.jp/

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